褥瘡危険因子評価表

褥瘡危険因子評価表は、寝たきり高齢者向けのスケールで、
厚生労働省が示している「褥瘡対策に関する診療計画書」に含まれているものです。

 

この褥瘡危険因子評価表を用いた評価は、
ハイリスクケア加算の算定に必要とされていて、
病院や施設で用いられています。

 

褥瘡危険因子評価表は、原則として入院時に使用し、
評価を行ないます。

褥瘡危険因子評価表の使い方

患者さんの日常生活自立度を、まず判定します。

 

日常生活自立度が、「B」もしくは「C」の場合は、
定期的な観察と評価を続けていきます。

 

ベッド上・イス上での基本的動作能力、病的骨突出、関節拘縮、
栄養状態の低下、多汗や尿失禁・便失禁などによる皮膚湿潤、
局所以外の部位の浮腫の項目について、
「あり」、もしくは「できない」の項目があった場合、
看護計画を立案し、実施し、褥瘡予防ケアを行います。

 

<褥瘡危険因子評価表の評価項目>

 

褥瘡危険因子評価表には、患者さん・利用者さんの氏名・性別・生年月日、
病棟、評価実施日、記入担当者、褥瘡の有無(現在・過去)、
褥瘡発生日などを書き込む欄があります。

 

そして、以下の危険因子の項目があり、二択選択をして評価を行ないます。

危険因子の評価

・日常生活自立度(J(1.2) A(1.2) B(1.2) C(1.2))

 

・基本的動作能力(ベッド上 自立体位変換 できる・できない)
        (イス上 座位姿勢の保持・徐圧 できる・できない)

 

・病的骨突出(なし・あり)

 

・栄養状態低下(なし・あり)

 

・皮膚浸潤(多汗・尿失禁・便失禁 なし・あり)

 

・浮腫(局所以外の部位 なし・あり)

日常生活自立度の判定基準

・生活自立 ランクJ 何らかの障害などがあるが、日常生活はほぼ自立しており、独立で外出する。

 

           1. 交通機関などを利用して外出する。

 

           2. 隣近所へなら外出する。

 

・準寝たきり ランクA 屋内での生活は概ね自立しているが、介助なしには外出しない。

 

            1. 介助により外出し、日常は殆どベッドから離れて生活している。

 

            2. 外出の頻度が少なく、日中も寝たり起きたりの生活をしている。

 

・寝たきり  ランクB 屋内での生活は何らかの介助を必要とする。
            日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つことができる。

 

            1. 車いすに移乗し、食事、排泄はベッドから離れて行う。

 

            2. 介助により車いすに移乗する。

 

       ランクC 一日中ベッド樹で過ごし、排泄、食事、着替えにおいて介助を必要とする。

 

            1. 自力で寝返りをうつ。

 

            2. 自力で寝返りもうたない。