褥瘡予防のためのマットレス

ポジショニングピローの選択に影響する患者さんの体型や身体機能、症状

 

体型: やせているか、肥満か。

 

身体機能: 変形(猫背)があるか、ないか。

 

      拘縮があるか、ないか。

 

      麻痺があるか、ないか。

 

症状: 痛みがあるか、ないか。

 

    呼吸困難があるか、ないか。

 

    循環障害があるか、ないか。

 

状態: 皮膚が乾燥しているか、浸潤しているか。

マットレスの特徴

マットレスには、素材や機能、厚みなどによって、
様々な種類があり、特徴があります。

 

特殊ベッドだけでなく、
マットレスや布団に重ねて使用する上敷きマットレスや、
マットレスや布団に替えて使用する交換マットレスがありますし、
体重設定が不要、データ入力によって自動的に最適設定ができるもの、
自動体位変換ができるものなど、高機能なものもあります。

 

・エアマットレス

 

エアマットレスには、静止型のものと圧切替型のものがあります。

 

 静止型: マットレスが体の凹凸に沿って広い面積で支えるもの。

 

 圧切替型: エアポンプ制御装置で身体を支持する位置を 
      周期的に変えて徐圧するもの。

 

・上敷きマットレス/交換マットレス

 

上敷きマットレスや交換マットレスには、薄型のものと、
厚型のものがあり、使用する患者さんに応じて厚さを選択します。

 

・素材

 

エア、ウォーター、ウレタンフォーム、ゲル、ゴムなどがあります。

マットレスの選び方

マットレスを選ぶときは、患者さんの活動性や体型がポイントになります。

 

たとえば、自力で体位変換ができるかどうか?というのは、
重要なポイントで、できない患者さんには、
エアマットレスやウォーターマットレスを選びますし、
自分で少し動ける患者さんには、
上敷きマットレスや交換マットレスなどを選びます。

 

これは自力で動くことができる患者さんに、
エアマットレスやウォーターマットレスを用いると、
トランポリンに乗ったような状態になってしまい、
とても動きづらくなるからです。

 

自分で寝返りができるのに、エアマットレスによって
動きづらくなれば、
せっかく動ける患者さんが自力で動かなくなってしまったりします。

 

その結果、関節の拘縮などが生じ、悪影響です。

 

マットレスのタイプや厚みを選択するときは、
患者さんの骨突出がどの程度なのか、
背あげの角度と頻度はどのくらいなのかによって選びます。

 

・マットレスの選び方の例

 

患者さんの特徴: 自力で寝返りをすることができる。
         骨突出がある。
         背上げが45度以下である。

 

このような患者さんの場合は、上敷きマットレスを選びます。

 

上敷きマットレスを選ぶ時は、厚みは10cm以内のものが適しています。

 

交換マットレスが、ベッドフレームの上にそのまま敷くので、
13〜18cm位のものを選んだほうが良いでしょう。

 

ただし、どのマットレスを選ぶ場合も、ベッドアップの程度を考慮して
適用を考えていくことが必要です。

 

頻回にベッドアップする患者さんの場合は、
交換マットレスが適しているでしょう。

 

また、一度、マットレスを選択したとし手も、頻繁にアセスメントをしたり、
患者さんの訴えに応じて変更を検討することも必要です。

 

たとえば、自動で空気が出し入れされる圧切替型のエアマットレスが
適していると判断され、それを選択したとしても、
患者さんが夜眠れないのであれば、静止型マットレスに切り替えるなどの
配慮が必要です。